先輩養親さんの声①「本当に愛せる?」の不安を乗り越えて

特別養子縁組を検討しているときに、「血の繋がりのない子どもを、自分の子として愛し、育てていけるのだろうか?」という問いが浮かんだことはありますか?

私たちミダス&ストークサポートを通じてお子さんを迎え入れ、今まさに子育て中にいる先輩養親さんの声の中から、「親子の愛」と「夫婦で決断した」ことにまつわるメッセージをご紹介します。

※当団体にて、2024年に実施した委託後家庭へ働きながら特別養子縁組をした方へのアンケート(79名回答)質問「これから特別養子縁組を検討されているご夫婦にメッセージはありますか」への回答を抜粋しています(原文ママ)。

 

こどもを迎えてからの気持ち

「本当に愛せるか」「後悔しないか」への不安~

  • 「不妊治療等を数年行ってきました。当初は血が繋がっていない子どもに愛情を注げるか、障害を持っていたらなど、不安だらけのスタートでした。しかし、生後間もないタイミングで育て始めたことから、それは杞憂に終わりました。愛情を持って接すれば間違いなく家族になれます。」

  • 「本当の子じゃないのに愛せるのかな、、、愛してくれるのかな、、、と二の足を踏んでいる方々へ。そんなことは全然問題ではないです。特別養子縁組で家族となった方々を見てきましたが、なぜかみんな親と子の顔や雰囲気が似ています(笑)。」
  • 「縁組して後悔したことは一切ないです。私達は養子縁組を選んでとてもよかったし幸せだと思っています。血の繋がりはなくても、家族になれます。」
  • 「迎えるまでは色々と不安がありましたが、皆様にサポートしていただきながら、養子縁組が成立して祝福していただいた時の事は、今でも私たちの大事な思い出です。」

~ 縁組後の生活と気持ちの変化~

  • 「特別養子縁組だけれど、こどもを迎えたら日々、子育てです😊 養子縁組が確定するまでは不安も多いですが、縁組後は、実親実子の家庭と特に変わったところはないと思います。保育園も利用できます。」
  • 「私達は特別養子縁組によって家族ができ、自分のことをなげうってでも守って行きたい存在と出会い、一緒に楽しい生活を送ることができています。」
  • 「いろいろ難儀することもありますが、子育てという貴重な経験ができます。覚悟はいりますが、その先の景色は素晴らしいです。ご自身が産まれてきた意味や役割がよくわかります。」

~不妊治療の経験者からの声~

  • 「私の場合は不妊治療で結果が出ずに、灰色だった毎日が、キラキラした忙しい毎日に変わりました!」
  • 「手続きは大変かもしれませんが、辛い不妊治療を考えれば、訳もないことだと思いました。今、私達夫婦はとても幸せです。」
  • 「養子を育てることにためらいがあると思いますが、いざ育児を始めると、養子という感覚はなくなります。なぜなら目の前の育児に夢中にならざるを得ないからです。発達に課題のある子もいると思いますが、不妊の辛さを知っている人ならば、大変な育児も乗り越えられると思います。」

~検討中のご夫婦へのアドバイス~

  • 「特別養子縁組で子どもを迎えるかを検討する背景には、心身ともに負担の大きな出来事があったと思います。またそれをご夫婦で乗り越えて特別養子縁組を検討された過程は、尊重される素晴らしい行動だと思います。」
  • 「夫婦2人の気持ちが一致しているのであれば、縁組しない方が後悔すると思います。特別養子縁組という制度に出会えていなかったら、今の幸せはなかったと思います。」
  • 「不安は抱えきれない程沢山あると思いますが、まずは小さくても具体的に行動を起こすことが大事だと感じました。」
  • 「子どもを育てたい気持ちがあるのなら、まずは説明会をご夫婦で受けてみてほしいです。」

 

私たちミダス&ストークサポートは、特別養子縁組を検討している方に私たち団体について、知っていただくため、個別相談会やミニ説明会を開催しています。

2025年11月27日(木) 12月15日(月) ミニ説明会開催します – NPO法人ミダス&ストークサポート公式ホームページ

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